2020年の新型コロナウイルスの影響により、テレワークが急速に普及し、Web集客の必要性を感じている起業家はとても多いでしょう。

下記の総務省の調査からわかるように、10~30代のインターネット利用者が多いのはもちろんのこと、40代以上のインターネット利用も当たり前になっています。

スマートフォン利用者の割合 パソコン利用者の割合
40~49歳 88.2% 64.9%
50~59歳 83.3% 62.9%
60~69歳 64.4% 50.0%

※総務省「令和2年通信利用動向調査」の調査結果をもとに作成

このため、これからの時代でも引き続きWeb集客は重要で、起業家でも最低限のIT・Webスキルは求められます。

しかし、IT・Webが苦手だからといってWeb集客ができないことはありませんし、逆にIT・Webが得意だからといってWeb集客ができるわけではありません。

そこで今回は、Web集客の全体像を踏まえ、IT・webスキルはあるのに Web集客で失敗する人の思い込みや勘違いについてお伝えします。

【この記事のポイント】

  • Web集客の全体像がわかる
  • IT・WebスキルがあるのにWeb集客できない理由がわかる
  • 起業したばかりの人がWeb集客で成功する本質的なポイントがわかる

Web集客とは何か? Web集客の代表的な方法

Web集客とは

まず、簡単にWeb集客とは何か? どんな方法があるか? ということを簡単にお話します。

なぜかというと、Web集客と一言で言っても様々な方法があり、人によってイメージするものがバラバラだからです。

Web集客は奥が深く、1つ1つ解説すると本記事の趣旨と離れてしまうので、代表的な方法と全体像だけお伝えします。

Web集客方法について詳しく知りたい方は、関連記事も紹介しますので、詳しくはそちらをご覧ください。

GoogleやYahoo!で検索⇒ブログやホームページに訪問

自然検索(SEO)

Web集客で多いのが、GoogleやYahoo!での検索から、あなたのブログやホームページに訪問する方法で、一般的にSEO対策と呼ばれているものです。

例えば上図の例で、「ハンドメイド 起業」と検索すると、私のブログが広告を除いて1位に表示されています(後述しますが、広告の方が上に表示されます)。
※2021年6月29日時点

当然、上位表示されるほど見込み客から、ブログやホームページにアクセスしてもらいやすくなります。

「ハンドメイド 起業」は、主に「ハンドメイド作家で起業したい人」が情報を求めて検索するキーワードです。

このように、見込み客は悩みを解決したり、情報を探したりしているときにGoogleやYahoo!で検索します。

検索でたどり着いたブログやホームページでは、見込み客の悩みを解決する情報を提供し、興味付けを行っていきます。

SNSの投稿⇒ブログやホームページに訪問

Web集客のもうひとつの方法が、SNSを使った集客です。

例えばFacebookやインスタ、Twitterの投稿を経由してあなたのブログやホームページに誘導する方法です。

ICT総研の調査によると、日本のSNS利用者は2020年時点で7975万人(普及率80%)、2022年には8241万人に増える見込みとされています。

実際に、先のGoogleやYahoo!からの検索だけでなく、SNSで情報を探すユーザーも増えており、SNSとブログやホームページとの連携も欠かせません。

詳しくは、以下の記事をご覧ください。

【関連記事】SNS集客のメリット・デメリットと適切な選び方・活用方法

GoogleやYahoo!の広告

Google広告

広告費を支払って、見込み客の目の届くところにホームページやランディングページを表示させる方法もあります。

代表的なところがGoogleやYahoo!の広告(有料検索)で、広告がクリックされるたびに課金されますが、キーワードによってかかるコストが変わります。

上の図のように、有料広告は優先的に上位表示されるように設定されているため、クリックされやすくなります。

コストがかかることと、専門的なスキルが必要なので、起業したばかりの方は参考までに捉えておいてください。

広告を使う前に、まずは見込み客について、あなたがどれだけ知っているか?
適切な情報発信ができる状態であるか?のほうが重要です。

SNS広告

SNS集客にも、自分のSNSアカウントで投稿する方法だけでなく、広告費を支払って広告出稿する方法があります。

代表的なところがFacebook広告やインスタ広告、LINE広告などです。

SNS広告を使うことで、Facebookの友達やインスタのフォロワー以外の人にもアプローチできます。

ただ、こちらもコストがかかることと、専門的なスキルが必要になってきますので、参考までに捉えておいてください。

見込み客に届く情報をお届けできる準備のほうが先です。

広告費を投入すれば集客ができて売り上げがあがるのではなく、逆に費用ばかりがかかって回収できない場合もありますから、間違えないようにしましょう!

お気に入り・ブックマーク⇒ブログやホームページに訪問

お気に入りやブックマーク

気に入ったサイトであれば、見込み客がお気に入りやブックマークに入れて、能動的に直接ブログやホームページに流入することがあります。

お気に入りやブックマークに登録するということは、見込み客の興味関心が高く、定期的に訪問してもらえることになります。

こういった直接流入の見込み客が増えることで、アクセスは安定するようになります。しかし、見込み客に「また見たい」と思わせる必要があるので、一定のハードルがあります。

インフルエンサーの利用

ここ数年Web集客で増えてきたのが、インフルエンサーの活用です。インフルエンサーは、インスタやTwitterなどSNSで多くのファンを持ち、影響力を持つ人たちのことです。

一昔前は、SNSを使った芸能人がインフルエンサーの役割をしていた印象でしたが、今では芸能人以上に影響力のあるインフルエンサーも多いと言われています。

インフルエンサーによっては無償で対応してくれる場合もありますが、基本はコストがかかるケースが大半です。

物販などでは有効ですが、無形商材と言われるものを紹介してもらう場合には向いていない場合も多いのが現実です。

どれだけコミュニケーションがとれているか?関係性が構築できているか?が重要な鍵となります。

本当の自分の想いや情熱を伝えられるのは、あなたしかいないことを忘れないでください。

親しい仲間のSNSによる紹介

Facebookなどで、親しい仲間の商品・サービスを、お互いに紹介し合う方法があります。

あなたの投稿に共感してくれた人が、善意であなたの商品・サービスを紹介してくれることもありますが、敢えてお願いして紹介してもらう場合もあります。

無償で紹介をお願いする代わりに、自分も親しい仲間の商品・サービスを紹介するというものです。起業されている方であれば、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?

しかし、SNSでお互い紹介し合う方法は半分おすすめですが、半分おすすめしない方法です。

なぜかというと、その人の商品・サービスをよく知っていて、信頼できる場合に紹介しないと、あなたの信頼を失うことになる可能性があるためです。

もちろん、「この人は本当におすすめ」と思うのであれば、積極的にSNSで紹介するのは素晴らしいことだと思います。

しかし紹介をお願いされた場合は、義務感で行うのではなく、お願いしてきた人との信頼関係を考慮して、慎重に判断するようにしましょう。

メルマガ

メルマガ

ブログやホームページを閲覧して興味を持った見込み客が、「もっと詳しい情報が欲しい」と言ったときに登録するのがメルマガです。

そのため、メルマガではブログやホームページ以上に積極的に濃い情報を発信して信頼関係を築き、商品・サービスを販売することが可能になります。

古くからWeb集客で活用されている方法ですが、メールがなくなることは考えられないので、今後も有効な方法と考えられます。

以下の記事でブログとメルマガの違いについて詳しく書いていますので、興味のある方は併せてご覧ください。

【関連記事】ブログとメルマガの違いは? 同じことを書いても大丈夫?

IT・webスキルはあるのにWeb集客に失敗する人の5つの間違い

Web集客の失敗

細かく説明すると、Web集客の方法は他にもあるのですが、代表的なものだけお伝えしました。ただ、たくさんの方法があることがお分かりいただけたかと思います。

もちろん、本記事で紹介した方法を全部試す必要はないのですが、全体像をお話すると「相応のIT・Webスキルが求められるのでは?」と思う方も多いでしょう。

しかし、Web集客で成功している方を見ていると、IT・Webが苦手だった方はたくさんいます。

一方で、もともとIT・Webは得意なのに、Web集客がうまくいかない人も多くいらっしゃいます。

そこで、IT・Webスキルは十分あるのに、Web集客に失敗する人が持っている思い込みや間違いについてお伝えします。

IT・WebスキルとWeb集客を混同してしまう

ITスキルとWeb集客は別物

混同されやすいのですが、IT・WebスキルとWeb集客はまったく別物です。

先にWeb集客の全体像についてお話しましたが、IT・Webスキルがありながら、上記の集客方法を把握している人はかなり少ないです。

知っているとしても、Web集客の方法は膨大にあるので、「何から手を付ければ良いかわからない」という方が大半です。

もちろん、パソコンが得意というのはアドバンテージになりますし、Wordやパワポの基本的な使い方など、最低限のスキルは必要です。

しかし、IT・WebスキルでWeb集客に大きな差がつくことはありません。

Web集客はマーケティングの話なので、高度なITスキルとは別の分野です。

特に無料のWeb集客の場合、ブログとSNS(Facebook、インスタなど)が中心になるので、高度なITスキルは必要なく、パソコン操作は難しくありません。

Google広告やSNS広告を活用する場合は、広告運用の専門の業者に依頼した方が早いですし、起業当初はそこまで必要ありません。

そのため、IT・Webスキルを必要以上に高めても無意味です。

IT・Webスキルを高めようとする場合、本来の目的に立ち返ってWeb集客に効果的か見直してみましょう。

スキルが高いため独学でWeb集客をやってしまう

Web集客を独学でやる

IT・Webスキルがある方で、集客がうまくいかない方は、人の力を借りることなく独学でやってしまう傾向があります。

「成功しない人は独学でやろうとする」とはよく言われますが、特にWeb集客の場合、IT・Webスキルが高い方にこの傾向が高い印象です。

もともとスキルが高いので自分で何とかできてしまうのと、わからないことはGoogleの検索で解決できてしまうので、つい独学でやってしまいがちなのです。

例えばWordpress(ワードプレス)の使い方であれば、Googleで検索すれば、ほとんどのことは解決できてしまいます。

でも、ここに大きな落とし穴があります。

なぜかというと、独学でWeb集客する場合、「自分にとって効果的な方法なのか」「正しくWebを活用できているか」を判断できないためです。

IT・Webスキルはあっても、正しく活用できているかどうかは別の話で、独学では限界が出てきてしまいます。

むしろ、高いスキルが邪魔してしまい、無駄な努力を続けても気付かないことも多いのです。

しかし、スキルの高い方が人の力を借りることができれば、飲み込みも早いでしょうから、大きく飛躍できるでしょう。

そういう意味では、IT・Webスキルに自信がある方ほど、Webを学んでいただきたいと思っています。

どのWeb集客方法が適切かを考えて試してしまう

Web集客を試してしまう

先にWeb集客の代表的な方法をお伝えしましたが、もしかしてあなたは「どの集客方法を選ぼうか」と考えてしまっていませんか?

残念ながら、それではWebでお客様を集めることは難しいでしょう。

ある程度IT・Webスキルを持っている方は、自分である程度試すことができます。しかし、それでWeb集客がうまくいくことはほとんどありません。

なぜかというと、「誰を集客したいのか?」「何をしたいのか?」というコンセプト・目的が欠けてしまっているからです。

コンセプトが不明確ですと間違った集客方法を選んでしまいますし、たまたま正しい方法でも、集客したい相手にうまく自分の商品・サービスを伝えられません。

つまり、どちらにしても失敗します。

先に紹介したWeb集客の方法は、人によって向き・不向きがありますので、ご自身の本来の目的を見失わないようにしましょう。

完璧主義に陥りやすい

完璧主義

IT・Webスキルが高いのに、なかなかWeb集客ができない人は、どこか完璧主義な人が多い傾向があります。

なぜかというと、IT・Webスキルが高い分、細かいところにまでこだわって時間をかけてしまう人が多いのです。

「このデザイン、どの色が良いかな?」

「このサムネイルのフォントをどうしよう」

「Wordpressのこのテーマはどうかな? もっと良いプラグインないかな?」

など、一回気になりだしたら、もう作業を止めることができないのです。

スキルが高いだけに、自分が納得するように仕上げたいのは良いのですが、Web集客ではそんなに重要でない場合が多いです。

大事なことには時間をかける必要がありますが、さほど重要でない細かい部分まで気にしてしまうと、いくら時間があっても足りません。

「あなたの見込み客は、そんなところまで気にしませんよ」というところまでこだわる方をたまに見ます。

効率的にWeb集客するためには、細かいところは手放すことも必要です。

見た目のデザインに凝ってしまう

Webデザイン

IT・Webスキルが高い方のなかには、デザインのセンスが良い方もたくさんいらっしゃいます。

例えば、おしゃれで素敵な画像を見つけて、きれいに加工してサムネイルを作ったり、バナーを作ったりする方です。

パワポでセミナー資料を作るときも、サクサクとおしゃれできれいなデザインで仕上げる方も多いです。

でも、デザインセンスが良いだけでWeb集客がうまくいっている方はほとんどいません。

見た目のデザインが素敵であることと、上記で紹介したWeb集客はあまり関係がありません。

むしろ、見た目のデザインを凝ってしまったばかりに、かえって「見づらい」「読みづらい」ものになってしまっては逆効果です。

デザインのスキルが高い人ほど作業が楽しいので、つい長時間かけて凝ってしまいがちですが、無駄な時間になっている可能性が高いです。

おしゃれなデザインよりも重要なことは、主に次の3点です。

  • 見込み客が求める情報が充実しているコンテンツ
  • 見込み客にとって迷わない集客導線になっていること
  • 適切なフォントなど、視認性が高くわかりやすいデザイン

なお、プロのWebデザイナーやホームページ制作会社でも、この点を勘違いしている人が多いので、外注するときも注意してください。

【まとめ】IT・Webスキルの高さを活かせるように

以上、Web集客の全体像をお伝えしたうえで、IT・webスキルはあるのに失敗する人の5つの間違いについてお伝えしました。

  • IT・WebスキルとWeb集客はまったく別物である
  • IT・Webスキルが高い人ほど独学でWeb集客をして失敗する
  • 目的を考えずに手あたり次第Web集客を試して失敗する
  • スキルが高いほど完璧主義に陥り、重要なことを見失う
  • 見た目のデザインとWeb集客はあまり関係ない

Web集客というと、ITやWebが得意なら有利と思われがちですが、スキルが高いだけに思わぬ落とし穴がいくつかあるのです。

しかし、IT・Webスキルが得意な方は、Webに抵抗がない分、Web集客で大切なことを学べば飲み込みが早く、軌道修正しやすいでしょう。

ITやWebが得意な人も苦手な人も、この記事がWeb集客で前に進めるきっかけとなれば幸いです。

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