コロナ禍をきっかけにオンラインビジネスの流れが加速し、パソコン1台で起業しようと考える方が増えてきました。

「パソコン1台で起業」というと、一昔前はアフィリエイトや物販などのインターネットビジネスの印象が強い時代もありました。

しかし、今では既にこのようなインターネットビジネスに限定したイメージはなくなっています。

コーチ、コンサルタント、カウンセラー、セラピストなど起業家全般でオンラインを中心に商品構築することが当たり前になっています。

ただ、パソコン1台で起業することはメリットもあればデメリットもあります。

そこで、今回はパソコン1台で起業するメリット・デメリットと、それを踏まえた成功の秘訣をお伝えします。

【この記事のポイント】

  • パソコン1台で起業するとは、どういうことかがわかる
  • ITに苦手意識があってもパソコン1台で起業できることがわかる
  • パソコン1台で起業することのメリット・デメリットがわかる
  • パソコン1台で起業するための成功の秘訣がわかる

ITが苦手でもパソコン1台でオンライン起業は可能

パソコン苦手でもオンライン起業可能

新型コロナウイルスが流行する以前、オフラインの場で集客したり、商品を提供したりしてきた方は、オフラインからオンラインの切替えに苦労しているかもしれません。

ただ、コロナ禍を機にオンラインに慣れた人が急速に増えましたので、オンラインビジネスはどの業種でも避けられなくなっています。

また、ITが苦手だからといって、パソコン1台で起業することが難しいかと言われれば、決してそんなことはありません。

これからお伝えすることで、「ITが苦手=Web集客ができない」という思い込みを外すきっかけになっていただけると幸いです。

パソコンが苦手でもスキルは上げられる

オンラインビジネスを進めるにあたり、どうしてもパソコンが苦手なまま避けていると、どうしても作業効率が落ちてしまいます。

ただ、どのパソコンを使うにしても、一部のパソコン中上級者にしか使えないようなパソコンは存在しません。

そのため、最初は毛嫌いしていても、慣れればいつの間にか必要最低限のスキルは身に付き、作業効率は上げられます。

また、パソコンの作業スピードは、ビジネスの成果に大きく関わるところではないので、ご自身のビジネスに必要は範囲だけで構いません。

これまで、そして今日も、パソコンが苦手な経営者の方とのご縁をいただいておりますが、パソコンやITが苦手な方ほど、ビジネスに必要のない枝葉の部分に時間を費やしているものです。

ビジネスで売上につながる、できる必要があるところだけをピンポイントで実践できれば良いのです。

苦手意識があれば最初は不安なこともありますが、実際にパソコンを積極的に使うようになると、拍子抜けすることがたくさんあるでしょう。

必要なパソコンスキルは全体の1~2割

どのパソコンでも、様々な機能が搭載されていますが、これらをすべて使っている人はいません。

むしろ、パソコンで使っている機能は、ビジネスで必要とされる範囲であれば、全体の1~2割くらいです。

もちろん、ショートカットキーなど覚えておくと作業効率が上げられる機能は覚えた方が良いです。しかし、パソコンスキルを必要以上に突き詰めても、売上にはあまり影響しません。

これはoffice(ワード、エクセル、パワーポイント)についても同様です。

ワードやエクセル、パワーポイントの機能についても、実際に頻繁に使用するのは1~2割くらいです。

使っていくうちに、便利で効率的な使い方も自然と覚えられるので、とにかく使ってみるという意識で問題ありません。

このブログ記事を読んでくださっているあなたは、パソコン1台で起業したいとか売上をあげたい方だと思います。

office(ワード、エクセル、パワーポイント)のスキル修得よりもまずは、ブログやSNS、メルマガの使い方を覚えて実践されることをお勧めいたします。

パソコンを買うならWindowsに慣れていればWindowsがお勧め

時々、周りの起業家がMacを使っているからと言って、Windowsを使っていたのにMacを使うべきか悩まれて、お問合せをいただきます。

使い慣れているのでしたら、ズバリWindowsのパソコンを使われることをお勧めします。

単に格好いいからとか、周りに勧められたから……という理由だけでMacを選択してしまいますと、Macの操作とWindowsの操作は異なりますのでMacの操作に慣れるのに時間を取られてしまいます。

もちろんMacに慣れているのであればMacを使われることをお勧めいたします。

これからパソコンを購入しよう……という方であれば、費用面や慣れを考えて選択されることをお勧めいたします。

また、もしこれから、起業塾などで本格的に学ばれようとされる方であれば、これから学ぼうとされる先生や、実際に教えてくださる方と同じものを使われることをお勧めします。

私の場合でしたら、費用面や使いやすさ、慣れを考えて、まずはWindowsをお勧めしています。

なお、Windowsを使うにしてもMacを使うにしても、処理速度の速いパソコンを使うとストレスがありません。

パソコンの立ち上げに数分かかったり、ブラウザの立ち上げに数秒かかったりすると、作業効率の低下やイライラを招いてしまいます。

もし、そのようなパソコンをお使いの方は、パソコンを変えても良いでしょう。

今では安価なノートパソコンでも、ストレスにならない程度の処理速度のパソコンは増えています。

パソコン1台で起業することのメリット

パソコン1台で起業するメリット

パソコン1台で起業することのメリットをお伝えすると、次のようなことが挙げられます。

すでにオフラインからオンラインに切り替えた方は実感している方も多いと思いますが、簡単にお伝えします。

場所の制約がなくなり、自分もお客様も時間を有効に使える

オンライン化で効率アップ

パソコン1つで起業して、オフラインではなくオンラインを中心とすると、通勤時間やお客様を訪問する時間が不要になります。

また、お客様に事務所に来てもらう必要もないので、お客様にとっても移動時間が不要になり、負担がありません。コロナが気になるお客様にとっても、オンラインでも対応してもらえるのは安心材料です。

さらに、オンラインにすることで、場所を確保する必要もなく、場所選びの時間やコストも削減できます。

オフラインからオンラインに切り替えたことで、1日1~2時間ほど有効活用できるようになった方も多いのではないでしょうか?

1日1~2時間有効活用できる時間が増えるだけで、大きく違います。

本来移動に使っていた時間でブログを書いたり、SNSを投稿したりする時間に充てることもできます。もちろん、プライベートや家族との時間も増やすことができます。

時給単価が実質的に増える

オンライン化で時給単価アップ

場所の制約がなくなり、移動時間がなくなるということは、実質的に時給単価が増えるということです。

ただ、時給単価が増え効率的になるからといって、オンラインでのサービスをオフラインより安価にする方がいますが、これは安易にはおすすめしません。

商品にもよりますが、オフラインからオンラインにしても、提供できる価値が変わらなければ、価格を安価にする必要もありません。

「オンラインに切り替えても価値は変わらない」と自信を持ってお客様に商品を提供するようにしましょう。

場所の制約がないから全国からお客様が集まる

オンライン化で全国からお客様が集まる

無形の商材を扱う方など業種は限定されますが、場所の制約がなければ、全国からお客様を集めることができます。

遠方のお客様に会いに出張する必要もありません。逆にお客様に「東京まで来てください」と言う必要もありません。

オフラインを中心にしていると、例えば東京都内を中心に活動していれば、どうしてもターゲットは一都三県に限られてしまいます。

オンライン化すれば場所の制約はなくなるので、北海道から沖縄まで、場合によっては海外からあなたを必要とするお客様から問い合わせが来ます。

ターゲットを広げられるのはもちろんのこと、遠方に住んでいる方がお客様になることで、「自分の商品が求められている」という自信にも繋がるでしょう。

移動時間だけでなく、打合せやセッション時間も短縮

オンライン化によって移動時間が短縮されるのはもちろんなのですが、オンラインの場合、意外と打合せやセッション時間も短縮しやすくなります。

リアルな場で直接会って打合せやセッションをすると、何気ない日常会話が発生したり、雑談から入ったりします。

新しくお客様を訪問するような場合は、名刺交換もしますから、本題に入るまで10分くらいかかるようなこともあります。

しかし、Zoomなどオンラインの打合せでは、最初簡単に挨拶するだけで本題に入ることも多く、話が終わったら即終了です。

オフラインに比べると無駄話に発展することも少なく、打合せやセッションが効率的に進められる傾向があります。

ただ、後述するように、これはメリットであると同時に、デメリットにも繋がるので注意が必要です。

異業種交流会もオンラインで参加可能

オンライン化が進めば、Web集客はもちろん重要ですが、ビジネスによっては異業種交流会などの場でお客様を獲得しても良いでしょう。

コロナ禍以降、異業種交流会でもオンライン開催するところが増えています。

リアル開催に比べると、信頼関係を築くには一定のハードルがありますが、気軽に参加しやすくなっています。

起業したばかりの方は試しに参加してみても良いでしょう。

パソコン1台で起業することのデメリット

パソコン1台で起業するデメリット

では、パソコン1台で起業することのデメリットもお伝えします。

オンライン化を進めることは便利なことではありますが、同時に不便に感じる点もあるので注意しましょう。

自宅で仕事をすると誘惑が多く気が緩みやすい

パソコン1台で起業というと、事務所を別途持つ必要もありませんから、自宅の書斎を事務所として使っている方も多いと思います。

その場合に気を付けたいのは、誘惑が多く、仕事以外の事に時間を浪費してしまうことです。

自宅で仕事が捗らないのであれば、安価なレンタルオフィスを借りることをおすすめします。

とはいえ移動時間やレンタル費用、交通費の節約のために、まずは自宅で作業をされたい方もいらっしゃると思います。

この場合は、例えば、机や椅子を変えてみることもおすすめです。

少し高いですが、腰に負担が来ないゆったりしたリクライニングチェアに変えるだけで仕事に集中しやくなります。

レンタルオフィスを借りずに自宅で仕事されたい方は、どうやって自宅の仕事が快適にできるかを考えると良いでしょう。

密なコミュニケーションが取りづらい

Zoomなどのオンラインの打合せやセッションでは、効率的に必要な話を進められる一方で、密なコミュニケーションを取りづらい傾向があります。

最近ではかなり改善されていますが、直接顔を合わせられない分、相手の表情や雰囲気を感じにくい傾向があります。

そのため、細かいところの意思疎通が図れず、誤解を生じやすくなります。

また、大勢の人が参加する打合せやグルコンでは、オフラインよりもオンラインの方が発言を控えてしまう人も多くなります。

オフラインからオンラインに切り替えたことで、コミュニケーションの点でもどかしさを感じた方も少なくないでしょう。

そのため、オフラインより、オンラインの方が、「何のために何を話すか」「他に話しておくことはないか」を明確にしないと、重要なことを取りこぼしやすくなるので注意が必要です。

信頼関係を築きにくい

オフライン集客では、直接お客様に出会ってお話するので、信頼関係を得やすい傾向がありますが、オンラインではそれが難しくなります。

総務省「ICTによるインクルージョンの実現に関する調査研究」(2018年)のなかで、「オフラインやオンラインで知り合う人の信頼度」の国際比較をアンケート調査で示したデータがあります。

総務省「ICTによるインクルージョンの実現に関する調査研究」

※総務省「ICTによるインクルージョンの実現に関する調査研究」(2018年)より引用

この調査結果では、海外と比べた場合、日本ではオフラインに比べると、オンラインで知り合う人の信頼度は顕著に下がることがわかります。

オフラインよりもオンラインの方が接触頻度や接触の質が下がり、信頼関係を築くことに一定のハードルがあることが読み取れます。

ただ、新型コロナウイルス感染拡大前の調査結果なので、今調査するともう少し違う結果が得られるのかもしれません。

少なくとも、お客様の立場でもオンラインが当たり前になっている現在、オフラインに依存しない信頼関係構築の仕組みが必須となります。

成約率が下がりやすい

オンライン販売の成約率

意外と起業家の方で多いのが、オフラインよりオンラインの方が商品・サービス販売の成約率が下がってしまうという悩みです。

説明会や個別相談など、リアルな場よりオンラインの方が途中退出しやすくなりますし、場の空気を作りにくく、熱意を伝えづらいです。

そのため、今でも高額商品を持つ方ほど成約率の悩みを持つ人は多いですが、オフラインにはオフライン、オンラインではオンラインの販売の仕方があります。

また、オフラインにしてもオンラインにしても「自分自身の商品の魅力を伝える」「お客様のニーズを聞く」ということは変わりありません。

オフラインのメリットに頼らなくても、「自分の商品には価値がある」という自信を持って臨んでいきましょう。

そうすることで、オンラインでも成約率は上げることができます。

敷居の低さからライバル過多になりやすい

オンライン起業で必要なパソコンスキルはそれほど多くなく、パソコンが苦手でも慣れれば自然と習得できるとお話しました。

つまり、パソコン1台で起業して、オンラインビジネスを始めることはそれほど難しいことではありません。

ただ、敷居が低いというのは、ライバルを生みやすいという大きなデメリットがあります。

しかもパソコン1台で起業するとは、時間や場所の制約もなくなるので、全国からライバルが集まりやすくなります。

すでにオンラインと相性が良い無形ビジネスはライバルが増えており、お客様から見たら何を選んだら良いかわからない情報過多の時代になっています。

少なくとも、部分的に流行の集客ノウハウを取り入れただけでは通用しなくなっているので、今まで以上に商品構築と集客導線の確立が必須となります。

パソコン1台で起業して成功するための秘訣

パソコン1台で起業してオンラインビジネスを確立するメリット・デメリットをまとめると以下の表のようになります。

メリット デメリット
自分もお客様も時間を有効活用できる 自宅で仕事するとダラダラしやすい
時給単価を上げられる 密なコミュニケーションを取りづらい
遠方からもお客様が集まる 信頼関係を構築しにくい
打合せやセッションの効率が良くなる 成約率が下がりやすい
オンラインの異業種交流会が増えている ライバル過多になりやすい

このメリット・デメリットを踏まえて、パソコン1台でオンライン起業して成功する秘訣をお伝えします。

オンラインでできるアイデアを出す

オンラインでできるビジネスアイデア

起業するからには、ビジネスのアイデアは必要となるので、メリット・デメリットを踏まえたうえでできることを書き出してみましょう。

例えば、オンラインビジネスに絞って考えると、次のようなことが思いつきます。

  • 全国誰でも参加できるオンラインセミナーや個別相談会を開催する
  • オンラインの教材を販売してお客様が自宅で学べるようにする
  • オンラインサロンなど会員制ビジネスを始める
  • オフラインの代替としてオンラインでできるイベントを企画する
  • ブログやSNSを本格的に始めて見込み客との信頼関係を構築する
  • SNSだけでなくYou Tubeで情報を発信して信頼関係を構築する
  • メルマガを開始して自分の商品の詳しい情報を見込み客に与える

このように、商品構築やWeb集客の点で、今の自分にできること、必要なことをできるだけ書き出してみましょう。

ビジネスアイデアについては、以下の記事で詳しく書いていますので、そちらをご覧ください。

【関連記事】起業したいけどアイデアがない・自信がないときに知っておきたい6つのポイント

オフラインとオンラインを適度に混ぜる

オンラインとオフラインの融合

パソコン1台で起業するというと、完全にオンライン化することをイメージされる方もいるかと思います。

しかし、メリット・デメリットでお伝えしたように、オフラインにもオフラインの良さがあり、オンラインにもオンラインの良さがあります。

お客様の立場から見ても、「直接行きたい」という方もいれば、「移動しなくて良いからオンラインが良い」という方が両方いらっしゃいます。

そのため、オフラインとオンラインを適度に混ぜて、お互いのデメリットを補完し合うと良いでしょう。

典型的な例が、セミナーのオフライン参加とオンライン参加を両方可能とするハイブリッド開催です。

ただ、オフライン開催をする場合でも、コロナの感染対策は徹底し、参加者にも周知するようにしましょう。

オンラインと同様にオフラインの商品価値も高める

オンライン時代のオフラインの価値

どれだけ時代が進んだとしても、すべてのビジネスがオンラインに集約できるかというと、それは考えにくいことです。

今後AIがどれだけ進化したとしても、オフラインが消えることはなく、オフラインでしかできないことは今後も残るでしょう。

特に「五感を通じて体験する」「直接会って関係性を深める」といったことはオンラインでは手の届かない範囲です。

例えば最近観光業界では、VRを使って旅行体験を代替する企業が増えています。

VR旅行は、コロナ禍で旅行に行けない人に向けて、せめて疑似体験してもらおうという目的もあります。

しかし、もう一つの大きな目的はVRによって旅行イメージを具体化し、リアルな旅行に行きたいという気持ちを持ってもらうということです。

オンラインを使って、オンラインでは味わえないオフラインの価値を高くしている典型的な例です。

今後、仕事の8~9割はオンラインに集約できるようになるとは思いますが、オフラインでしかできないことがあれば、その価値を高めていく必要があります。

オンラインの時代でも「これは直接来て体験しなければならない」「あなたにだけは直接会いたい」ということがあれば、非常に価値が高くなります。

私が運営する二人三脚web構築スクールや、ワークショップでは、実際にお会いする機会をとても大切に考えて運営しております。

オンラインでは味わえない価値ということであれば、それだけで単価も上げられます。

そのため、オンライン、オフライン関係なく、商品の価値を上げる努力は常に継続していきましょう。

【まとめ】パソコン1台で起業するには商品構築と集客導線が不可欠

以上、パソコン1台で起業する際のメリット・デメリット、成功の秘訣についてお伝えしました。

  • パソコンが苦手でもパソコン1台で起業するのは難しくない
  • オンラインビジネスで必要なパソコン操作スキルは、全体の1~2割程度
  • オンラインだからこそできるアイデアを書き出してみる
  • オフラインにはオフラインの良さ、オンラインにはオンラインの良さがある
  • オンラインの長所とオフラインの長所を両方活かす
  • オンライン化が進んでも、オフラインの価値を高めることは必要

大前提として、オンライン化が進むにつれて、ご自身の商品価値を高め、集客導線を組んでいくことが必須となります。

そうすることで、オンラインでも商品を提供できるようになりますし、オフラインでも価値を上げることができます。

なお、今回はITが苦手でもパソコン1台でも起業することは可能であることもお伝えしました。

決してITが苦手でもパソコン1台で起業することは難しくなく、逆にパソコンが得意だからといってWeb集客やオンライン商品の構築ができるとは限りません。

パソコンが得意なのに、Web集客が苦手という方は、こちらの記事も参考になります。

【関連記事】Web集客の方法とIT・webスキルはあるのに失敗する人の5つの間違い

今回の記事が、パソコン1台で起業して、オンラインでビジネスしようとしている方の参考になれば幸いです。

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