年々起業のハードルが低くなり、「起業したい」と考える人が増えてきました。

起業の職種やノウハウも多様化し、今では起業に対する様々な情報がたくさんあります。

しかし、情報が増えれば増えるほど、今度は以下のような情報過多ならではの悩みが増えてきました。

  • 起業したいけど、何から手を付ければ良いかわからない
  • 起業の職種が増えてきたけど、自分が何に向いているかわからない

そこで今回は、起業の職種を決めるうえでの注意点や、成功ポイントを踏まえたうえで、今後もニーズのあるおすすめの起業の種類をお伝えします。

【この記事のポイント】

  • 今後もニーズがあるおすすめの起業の職種がわかる
  • 起業の職種を決めるうえでの注意点や成功ポイントがわかる
  • 自分がどんな職種で起業すれば良いかがわかる

起業の職種を決めるうえでの注意点や成功6つのポイント

起業の注意点と成功ポイント

おすすめの起業の職種をお伝えする前に、職種を決めるうえでの注意点についてお伝えします。

一昔前に比べると、起業のハードルは低くなったためか、どの職種でも安易に飛び込む方も増えています。

その結果、うまくいかずに短期間で諦めてしまう方も多くいらっしゃいます。

「自分が起業するなら、どんな職種が向いているのか?」

ということを考えることは大事ですが、次にお話しすることは最低限意識したうえで起業することをおすすめします。

そうすることで、どの職種で起業するにしても、成功する確率は各段と上がってくるでしょう。

十分な知識と経験があること

あなたは、起業している方は、全員が十分な知識や実務経験を持っていると思っているかもしれません。

しかし、初期費用が必要なく、時間や場所にも制約されずに気軽に起業しやすくなった現在、十分な知識や実務経験を持たずに起業する方が増えています。

もちろん、十分な知識や実務経験を持たずに起業してもうまくいくはずがありません。

もし、知識・経験がないのであれば、十分な知識を身に付けることはもちろん、副業から開始して実務経験を身に付けるべきです。

単に「面白そう」「私でもできる」で飛びつかない

起業の職種を考えるときに、単に「面白そう」「私でもできる」と安易に飛びつかないことが重要です。

ビジネスのオンライン化が進み、どの職種でもお金・時間・場所の制約がなくなりつつあるので、一見すると魅力的な職種が増えています。

しかし、だいたいこのような職種は、他の人も同じように「面白そう」「私でもできる」と考えているので、ライバルが多いです。

すでに十分な知識や経験を身に付けているなら話は別ですが、安易な気持ちでライバルの多い業界に飛び込んでも苦労します。

よく言われることですが、それよりも重要なことは、何のために自分が起業するのか? 何をしたいのか? 誰の役に立ちたいということです。

詳細は、以下の記事を参考にしてみてください。商品構築する際に参考になるかと思います。

【関連記事】ブログ集客で成功するなら最初の記事が大事!でも何を書けば良い?

起業自体が目的とならないこと

起業の目的

おそらく本記事をご覧になっているあなたは、「起業するには、自分にはどんな職種が合っているかな」と考えていることでしょう。

しかし、ここで気を付けていただきたいのは、「起業が目的」となってしまうことです。

大切なのは、「起業して何をしたいのか」ということなのですが、いつの間にか「起業が目的」にすり替わってしまっている方がいらっしゃいます。

それでは、実際に会社を辞めて本格的に起業した時点でやる気がなくなり、モチベーションを維持できません。

起業してからが本当の始まりです。本来の自分の目的、達成したいビジョンを忘れないようにしていきましょう。

売上UPが目的とならないこと

起業して売上UPを目指すことはとても大切なことですが、売上UPそのものが目的になるとうまくいきません。

「稼げそう」「儲かりそう」で起業してうまくいかないのは言うまでもないですが、起業していつの間にか売上を上げることばかり目がいってしまう方もいます。

売上UPを目的としてしまうと、本来の起業の目的を忘れてしまい、「売上さえ上がれば何しても良い」という発想になります。

それでは、社会的に信用を失い、ビジネスを続けることができなくなるでしょう。

「事業の目的の正しい定義はただ一つ、『顧客を創造すること』だ」というピーター・ドラッカーの言葉にあるように、売上や利益は目的ではないのです。

ただ、売上や利益はビジネスを続けるには重要なので、お客様の役に立ちながら、正当な対価を得られる価格設定はしましょう。

いろんな職種を掛け合わせてみる

職種の掛け合わせ

本記事では、様々な起業の職種を紹介していますが、気になるのは差別化です。

ただ、競合の多いビジネスでも、他のビジネスを掛け合わせることで、新しいビジネスとなる可能性があります。

大福といちごを掛け合わせて、いちご大福というまったく別の商品が生まれるように、既存のビジネスを組み合わせた例は過去にもありました。

皆さんが普段使っているスマートフォンは、携帯電話とパソコンの技術の掛け合わせで開発されています。

蔦屋書店など、今では当たり前に見られるようになったブックカフェは本屋とカフェの組み合わせです。

もし、十分な知識と経験を活かし、ニーズの高いものを掛け合わせると、唯一無二のビジネスができるかもしれません。

ターゲットを変えてみる

ターゲット設定

起業すると「ターゲットを絞ろう」という話をよく聞きます。

これからお話しする起業の職種には、様々なターゲットが想定できます。

あなたの技術・経験を必要とする方がターゲットになりますが、もしかしたらターゲットを変えてみる余地はあるかもしれません。

ターゲットを変え、自分の技術・経験を十分活かせる範囲で既存の商品・サービスを構築し直してみるのです。

例えば心理カウンセラーをやっている方が、「最近夫婦問題に悩む人の申込みが多い」と感じて夫婦問題に特化したサービスを作るのが、その典型例です。

ターゲットを変えて商品開発して成功した例は、大企業でも多く見られます。

  • 肥満に悩む中年男性をターゲットにした「ヘルシア緑茶」
  • 試験勉強や仕事を乗り切りたい人をターゲットにした「レッドブル」
  • ファミリー層や女性をターゲットにした牛丼チェーンの「すき家」

今では当たり前のように見られる商品ばかりですが、いずれも既存商品にはない人をターゲットにした成功例です。

このように、既存の商品・サービスを自分に合うようにターゲット設定することで、唯一無二のビジネスができる可能性があります。

今後もニーズのあるおすすめの職種17選

おすすめの起業の職種

それでは、起業に向けて興味のある方に向けて、今後もニーズがありそうなおすすめの職種を紹介します。

どれも起業の初期費用がほとんどかからず、おすすめの職種には間違いないのですが、簡単にお金を稼げたり、誰でも成功できたりするわけではありません。

先にお伝えした「注意点や成功6つのポイント」を意識しながら、読み進めていただけると幸いです。

コンサルタント

コンサルタントは言うまでもなく、オンライン化との相性が良いビジネスです。

しかも企業や個人事業主の経営の悩み事の相談に乗り、解決策を示すという、今後も必要とされるビジネスです。

どのような業種を対象に、どのような分野をコンサルティングするのかは人それぞれ違いますが、いずれも高度な経験・ノウハウが必要です。

クライアントの成果が数字で見えるので、明確な成果を求められますが、クライアントが結果を出せた時は非常にやりがいを感じることができます。

何か秀でた自分の能力を、他の企業や個人事業主に伝えたい方にはおすすめです。

カウンセラー

カウンセラーも個人事業主や企業、学校や病院など、様々な場で活躍の場がある職種です。

カウンセラーと言っても扱うテーマは人によって異なり、職場の人間関係、転職、夫婦問題、結婚、離婚、親子問題、うつ、不眠症など様々です。

ベースとなる心理学も多く、資格も多いですが、資格がなくても「カウンセラー」を名乗ればできる仕事です。

そのため、カウンセラーと一言で言っても様々な種類がありますが、いずれも十分な知識や経験が求められる職種です。

詳しいことは以下の記事に詳しく書いていますので、カウンセラーに興味のある方はご覧ください。

【関連記事】カウンセラー開業のメリット・デメリットと成功する人・失敗する人の特徴

コーチ

カウンセラーと似ている職種で、よく比較されるのがコーチです。

カウンセリングもコーチングも、相手の心の中から最適な答えを導くことが求められる点で共通している点があります。

ベースとなる心理学も共通していることがあり、ノウハウ、手法が重なる場合も多いです。

ただ、カウンセリングとコーチングには、以下の違いがあります。

カウンセリング 深刻な心の悩みや不安、ストレスを解消する
コーチング 目標達成の手助けや、今後のビジョンを見出す

カウンセリングもコーチング自体を職業とするのではなく、他の職業に就いている方が手法の1つとして活用している場合も多いです。

セラピスト

セラピストも、コンサルタント、コーチ、カウンセラー同様に、非常に意味が広い職種のひとつです。

  • エステなどで働く美容系のセラピスト
  • 鍼灸、あん摩マッサージ指圧師、理学療法士、整体師などの医療類似行為を行うセラピスト
  • アロマセラピストなどのリラクゼーション系のセラピスト
  • ヒプノセラピー、音楽療法など精神面でのアプローチを行うセラピスト

このように、身体面を扱うセラピストと、精神面を扱うセラピスト両方あり、同じセラピストでも全然違うことがわかります。

セラピストを職業として選ぶ場合は、誰のためにどんな問題を扱うのかを明確にわかる独自の肩書きを付けた方が良いでしょう。

エステティシャン

エステティシャン

美容系の施術をするエステティシャンも、人気の起業の職種のひとつです。

似ている職種が、先ほど紹介した美容系に特化したセラピストでしょう。

エステティシャンが直接身体に触れることに対して、セラピストはどちらかというと内面からアプローチする特徴があります。セラピストが癒し系のイメージが強いのはこのためです。

最初はレンタルサロンを借りるのも良いですが、本格的に開業する場合は物件を探すことがおすすめです。

スピリチュアル系

年々扱う人が増えているスピリチュアルも、非常に意味が広く、様々な仕事があります。

  • スピリチュアルカウンセラー
  • チャネラー
  • アカシックリーダー
  • 占い師
  • ヒーリング

など、目の見えない心の問題を中心に扱う方もいれば、整体やエステと掛け合わせて体にアプローチする方もいます。

また、スピリチュアル系のグッズをネットショップなどで販売する方も少なくありません。

他の職業との親和性が高く、比較的掛け合わせやすい職種ではありますが、スピリチュアル自体が競合の多い業界です。

オンライン教室・習い事

オンライン教室

コロナ禍をきっかけに急速に増えたのが、オンライン教室です。

  • オンラインのパーソナルジム
  • オンラインのヨガ教室
  • オンラインのダイエット指導
  • オンラインの英会話教室
  • オンラインの音楽教室
  • オンラインの料理教室
  • オンラインのハンドメイド教室
  • オンラインのパソコン教室
  • オンラインの資格講座

これらが当たり前に見られるようになり、オンラインを通じて何かを教えたり、教わったりすることに抵抗のない方が増えています。

ただ、オンラインの場合、少し生徒さんの身体の動きが見えづらいなど、きめ細やかな指導がしづらいこともあるでしょう。

そのため、リアルとオンラインを分けて開講し、お客様が希望する形でセッションを行うのも有効です。

また、お客様がオンラインによってサポートが手薄にならないか不安になる可能性があるので、契約前に説明が必要なこともあります。

養成講座・専門コンサルタント系

起業初心者よりは、十分実績を重ねた方に向いている話になりますが、ご自身の職種で起業したいと考える人を指導するのも1つの方法です。

例えば整体師が整体院専門のコンサルタントに、スピリチュアル系の人がスピリチュアル起業専門のコンサルタントになるようなケースです。

また、個別コンサルティングだけでなく、多くの起業志望者に対して養成講座(スクール)を開講するケースも多いです。

もちろん、この場合は技術的な能力と集客スキル両方において、ご自身の高い実績・経験が欠かせません。

しかし、それだけに専門性が高く、他のコンサルタントでは手の届かない範囲までフォローできる特徴があります。

決して目新しい事業ではありませんが、ご自身の経験と能力が最大の武器になるので、差別化が図りやすいです。

結婚相談所(仲人、婚活カウンセラー)

結婚相談所

結婚したい男女にピッタリの結婚相手を見つけるサポートをする結婚相談所の運営も、人気の起業職種の1つです。

仲人、婚活カウンセラー、婚活アドバイザーなど様々な呼び方がありますが、個人事業主として活動している方が多いです。

ただ単に事務的な対応(お見合い成立、交際、交際終了の連絡等)をするだけではなく、お客様の進捗状況を確認して相談に乗ることが必要です。

そのため、カウンセラー、コーチ同様に結婚願望のあるお客様に寄り添えることが絶対条件となります。

ただ、婚活のニーズは途絶えることはなく、各自治体が婚活支援に力を入れ始めているので、将来性のある職種の1つと考えられます

【参考】内閣府「都道府県の結婚支援の取り組みについて」

整理収納アドバイザー

整理収納アドバイザー

整理整頓のプロとして、自宅に訪問して片付けをしたり、片付けを指導したりします。

ハウスキーピング協会によると、整理収納アドバイザー2級取得者が150,230名、1級が11,568名と、人気の資格となっています(2021年8月現在)。

そのため、競合が多い職種ではありますが、コロナ禍で自宅にいる時間が増えた人が多く、ニーズは高いと考えて良いでしょう。

他の職種と掛け合わせたり、ターゲットをずらしてみたり(終活の生前整理など)すると、独自の事業が見つかるかもしれません。

家事代行

自宅にいる時間が増えたことでニーズが高くなっている職種と言えば、家事代行業もあります。

家事が得意な方には、副業から始めやすい職種と考えられます。

忙しい家庭では、家事をする時間を減らしたいと考える人は多いですし、単身の高齢世帯も今後増えると思われるので、ニーズは高まると考えられます。

IT、パソコン関連の教室

リモートワークや、オンライン化を迫られた方が多い中、ITやパソコン関連の教室は今後もニーズが見込める職種です。

パソコン教室に関しては、zoomの画面共有などを使えば、リアルよりオンラインの方が教えやすいこともあり、オンラインとの相性が良いです。

また、マンツーマン指導であれば、お客様の自宅を訪問して教えることも可能です。

エクセル、ワード、パワーポイントやZoomの使い方のような一般的なパソコンスキルを教えている方だけではありません。

WordPress(ワードプレス)の使い方や、Photoshop(フォトショップ)やIIIustrator(イラストレーター)のような専門性の高いことを教えている方もいます。

様々なターゲット設定やサービスが考えられるので、自分の知識・経験を誰に活かせるか、具体的に落とし込んでいくと良いでしょう。

以下、「時短」という強みを活かし、制作トレーナーとして飛躍している「Photoshop&IIIustrator専門!時短制作トレーナー」の山口ひろこさんの声を参考にしてください。

 

英会話講師

英会話講師も、オンラインとの相性が抜群のビジネスと言えます。

最近は英会話を教えるのではなく、英会話の勉強を教える英語コーチという仕事をする方も増えてきている印象です。

  • TOEICの点数を上げたい
  • 英語の読み書きは得意だが話すのは苦手
  • 仕事で困らないようにビジネス英会話を身に付けたい
  • 外国人と話せるようになりたい

このように、英会話と言っても、様々なニーズが考えられます。

また、英語を活かせる職種は、英会話講師とは限らないので、広い目線で起業職種を選択しましょう(翻訳、通訳、観光ガイド、貿易業など)。

高齢者向けの代行サービス業

高齢者向きの代行サービス業

少子高齢化社会で、代行業をはじめとして高齢者向けの商品・サービスのニーズは今後も高まると考えられます。

高齢者向けのサービスというと、介護の資格が必要な身体的な介護に限った話ではありません。

先ほど紹介した家事代行もそうですが、買い物や墓参りなどの、自宅で暮らす高齢者向きの代行も含まれます。

高齢者が自宅で快適に過ごしたいというニーズが高まっていくなか、様々な代行サービスが考えられるでしょう。

ライター業

文章を書くことが好きな人にとって、雑誌や企業のパンフレット、Webサイトで文章を書くライター業は魅力的な仕事の1つです。

パソコン1台でできる仕事ですし、ワード以外のパソコン技能はほぼ不要です。

ライター業にも様々なジャンルがあり、セールスライター、Webライター、ブックライターなど多岐に渡ります。

単価の幅も広く、高単価になるほど高度なスキルや実績が求められてきます。

デザイナー(グラフィックデザイナー、Webデザイナー)

グラフィックデザイナーはチラシやポスター、パンフレットなどの紙媒体を制作する人です。

WebデザイナーはホームページなどのWebサイトを制作する人で、コーディング(プログラムを書くこと)も兼ねる場合が多いです。

いずれもコピーライターやイラストレーター、動画制作者などとチームを組み、コンセプトやターゲット層など意図を汲んで制作していきます。

フリーランスでも活動している人が多いですが、専門性が高いので十分な経験・実績が必要となります。

動画制作者

動画制作といっても、YouTuberになったり、YouTuberに外注されたりして動画を作るだけではありません。

パソコンで動画を視聴することが当たり前となった今では、YouTuberだけでなく、様々な個人事業主や起業から動画制作の需要があります。

広告や教材など、動画は幅広いニーズがあり、動画の編集作業が好きな方には検討の余地がある職種です。

【まとめ】自分の能力を発揮できる職種で起業する

以上、起業の職種を決める際の注意点や成功ポイント、起業におすすめの代表的な職種をお伝えしました。

いずれも、ご自身の十分な知識と経験や、起業に対する想いがあれば、活躍できる可能性のある職種ばかりです。

最初にお伝えした起業の注意点や成功ポイントを踏まえたうえで、自分の能力を発揮できる職種で起業できるように、参考にしていただけると幸いです。

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